富国建設株式会社さま
関西圏、主に大阪府を中心に、総合建設業として建物の設計・施工からアフターケア、リニューアルまで幅広いサービスを提供する富国建設株式会社は「働き心地改革」など独自の取り組みを通じて、健康経営優良法人に認定されています。
今回は、建設業における働き方の特徴や「働き心地改革」の概要などを、総務部の茶本祐充さまに伺いました。
富国建設株式会社総務部 茶本祐充さま
建設業というとオフィスワーク中心の企業とは違った働き方になると存じますが、具体的にどのような感じでしょうか?
当社は総合建設業いわゆるゼネコンで、発注者から仕事を受け、協力会社とともに建物を建築していきます。
建築現場で勤務する社員は、協⼒会社の職⼈さんも含め現場全体をトータルで管理、監督する⽴場にあり、基本的に現場へ直⾏直帰で勤務しています。
現場が異なる社員同士が顔を合わせる月2回の全体会議は横のつながりの場として重要で、以前であれば会議の後に皆で食事に行ったりもしていました。
最近は新型コロナウイルス感染症の影響でこうした集まりができなくなり、ストレスチェックの集団分析結果でも「同僚のサポート」に前回と比較して低下傾向とありました。
働き方についてご教示ありがとうございます。安全衛生はどのように取り組んでいますでしょうか?
一般の企業ですと「衛生委員会」だと思いますが、当社のような建設業は本社で「安全衛生委員会」を、また現場では「安全衛生協議会」を毎月実施しています。
業種の特性上、「現場の安全」にはこれまでずっと注力してきたのですが、健康面にまで気を配るようになったのは、40代の社員が病気で倒れたことがきっかけです。
この出来事を契機に「ほかの社員にもリスクが潜在しているのでは? 社員の健康を把握できるようにならないと」と本格的に健康面にも取り組み始めました。
ドクタートラストさんの産業医紹介サービスを利用し出したのもこの時期からです。
産業医紹介サービスを利用いただいて、何か変化はありましたか?
産業医の先生には社員の健康診断結果から面談の対象者を選んでいただいています。
最初のころは対象者から「仕事が忙しいから無理です」と断られることもあったのですが、最近は仕事の合間に面談を受けてくれるようになりました。
定期健康診断の結果が悪いことに対して、何が悪いのか理解している社員は少なかったのですが、産業医の先生の面談で、潜在的リスクを説明していただけるので自身の健康に対する意識が変わってきたと思っています。
また、「会社として社員の健康を気にしている」とわかってくれるようになりました。
ストレスチェックもドクタートラストさんのウェブ受検システムを利用しており、回答率は100パーセントです。
100パーセント!すごいですね。
ところで、富国建設さんのウェブサイトで「働き心地改革」をお見掛けしました。これはどういった改革なのでしょうか?
現場で働く社員は建築現場全体を管理しますが、自分たちが当初「この日」「今週」と進捗の予定を立てていても、天候をはじめ、様々な要因で変更を余儀なくされることがあります。
それを調整して円滑に工事を進めるのが現場監督の役割です。
それ以外にも騒音対策といった近隣の方々への配慮、対応も必要で、総じて現場の仕事量は多くなりがちです。
会社として健康面をしっかりサポートし、「もっと施工管理の仕事に集中できるように」と考えております。
その考えに則った取り組みが「働き心地改革」です。
ありがとうございます。
お話を伺っているとストレスチェックの集団分析をしっかり活用されている印象を受けます。
そうですね、年代別、階層別にそれぞれ異なるストレスを内包していることが、集団分析結果によって数字として見えてきました。
それを改善するためにはまだまだ試行錯誤が必要ですが、富国建設がこれからも継続していくためには、次の世代を担う若手社員の活躍が重要と考えています。
健康診断やストレスチェック、それに特定保健指導などは漏れがないようにきっちり実施して、健康面で社員の満足度を上げていきたいです。
左:株式会社ドクタートラスト営業担当 藤原 右:富国建設株式会社総務部 茶本祐充さま
―― 富国建設株式会社さま、ありがとうございました!
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