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お取引先インタビュー 株式会社クラスアクトさま

IT技術のプロフェッショナル集団、株式会社クラスアクト(以下、クラスアクト)は健康優良企業認定制度で2021年に「銀の認定」を取得しました。
同社における健康経営施策では、原因の本質をとことん突き止めるアプローチ手法が特徴です。
具体的な取り組み内容について、本間豪紀さま(代表取締役)、寺田絢子さま(営業部)に伺いました。

クラスアクトさんでは2021年2月に健康経営の取り組みの証である「銀の認定」を受けられています。健康経営を推進した理由を教えてください

今から4、5年ほど前でしょうか、事業の拡大スピードを加速させていく時期にたどりついたキーワードが健康経営でした。
というのも、当社はお客さま先に社員が常駐、直行直帰が基本的な勤務スタイルで、社員数の増加に伴って事業規模も拡大していくようなビジネスモデルであることから、人が事業そのものと考えられるくらい重要でかけがえのない存在といえます。
一方で、こうした形態ですと規模が拡大するにつれ、潜在的な健康リスクも高まるであろうことは薄々感じており、健康面へのアプローチの必要性は漠然と考えていました。
そのなかで健康経営に取り組んだのは、何もないところからやみくもに取り組むよりも方向性を示されたほうがわかりやすく、また取り組みが進めば進むほど実際に健康へのアプローチが求められる点に魅力を感じたからです。
健康経営の各種施策では、取締役を推進責任者に任じ、「運動月間」を設定してのウォーキングイベントや、オンラインヨガなどに取り組んできました。
また昨年度に関しては、東京商工会議所の無料コンサルサービスも活用しました。(※)

※「健康経営専門家派遣」(東京都職域健康促進サポート事業)のこと。専門家によるサポートが5回まで無料で「銀の認定」「健康経営優良法人認定」支援が受けられる。


代表取締役 本間豪紀さま
代表取締役 本間豪紀さま


直行直帰の勤務スタイルでは、メンタルヘルス面はどのように取り組まれているのでしょうか?

メンタルヘルスは大きな課題の一つで、実際にこれまで試行錯誤してきましたが、もっとも有効と感じたのは、「密なコミュニケーション」です。
メンタルヘルス不調は「気づく」タイミングが遅れるほど取り返しがつかなくなりますが、上司でもそれ以外の人でも、日常的にコミュニケーション取ることで早めに変化に気づけます。


変化を知るうえでは、日常の状態を知っておくことは重要ですね!

「密なコミュニケーション」のための取り組みはいくつもありますが、そのうち1つは「委員会制度」です。
これは学校の委員会と同じようなもので、広報委員会、資格取得推進委員会、情報セキュリティ委員会、ポータルサイト整備委員会などがあり、社員はどこかの委員会に必ず属しています。
変わったところですと、社内版YouTube「Seetube運営委員会」でしょうか。
新入社員の紹介動画を作成する活動を行っています。
もともと委員会制度を企画したのは、当社のように社外で働くスタイルの会社は「会社に所属している実感」が薄れてしまう点が常に課題ですが、現場やチームのグループを跨いでの交流促進を行うことで、クラスアクトにいる意味、帰属意識につながると思ったのが一つです。
また、何気ない仕事でも自社の何かに対して役に立つと感じる場面が必要じゃないかなとも考えました。
2つ目は「メンター制度」です。
新入社員は一定期間社内で研修を受けたのちお客さま先で働くことになります。
こうした環境変化の激しい入社1、2年目の社員に対して、思ったことを気兼ねなく話せる場を提供すべきと発案したもので、現場外の先輩メンターとペアを組んでもらっています。
趣味や資格の話、それこそ仕事の愚痴もありますが、何を話してもらっても構いません。
話す場があると、メンター側の報告で、体調がよくなさそうが見えてくることがありますよね。
3つ目の取り組みは「フォロワー制度」でキャリコンサルタント資格持った方、通称「フォロワーさん」と希望者が面談できるしくみを整えています。
キャリアコンサルタントは医療職ではないので、あくまでキャリアの相談や自分を見つめ直す話がメインですが、なかには体調面の不安を話される方もおり、産業医面談につなげてもらうことあります。
逆に産業医の先生からも、復職社員が会社に戻っていく中で「フォロワーさんと話したら?」と紹介いただく場面も見受けます。
また、ここ1年は、定期的に上司と部下が話し合う「1on1 meeting」を全社的に広めており、「これは」と思ったら産業医またはフォロワーさんとの面談につなげています。



営業部 寺田絢子さま
営業部 寺田絢子さま


さまざまなコミュニケーションの場が互いに連携し合っていることを感じます。 このうち産業医については、ドクタートラストが紹介させていただいています。

ドクタートラストさんにお願いする前は別の先生のお世話になっていたのですが、健康面の課題を感じていたことから、実行力を持って取り組みたく、いくつかの会社さんにお話を伺ったなかで、ドクタートラストさんならしっかりアプローチしていけそうだったのが決め手でした。


ストレスチェックや外部相談窓口サービス[アンリ]など、他のサービスも利用いただいています。

ストレスチェックの導入時にも複数の要素から、いくつかの会社さんを多少検討しましたが、ドクタートラストさんはコスト面も含め特にデメリットは大きくないと思っています。
何より産業保健サービスを1か所に集約することで、総合的に話がしやすいメリットありますので、いろいろお願いさせていただいています。


ありがとうございます!
今年の8月からは睡眠・生活リズムのコンサルティングサービスのご利用も始まりました。どうして睡眠に着目されたのですか?

私が個別の社員に対して技術的な地力を高めるためのプライベートコーチ、イメージとしてはパーソナルトレーニングジムのような取り組みを1年ほど前から行っています。
技術を趣味のように楽しみ、モチベーションを向上させていくアプローチ手法なのですが、先に進む人とそうではない人がいて、この違いはなんだろうと不思議になりました。
もっとも、進まない人もまじめに取り組んでいますし、前向きな意思を持ってはいるものの、行動が伴わないのです。
たぶんこれは睡眠、生活リズムがモチベーションや気持ちに影響してると感じました。
しっかり睡眠が確保でき、活力を持って動いている人のほうが前向きかつ行動が伴っているのに対し、生活リズムが乱れ、会話しているときも疲労している様子の人は、意欲があっても継続的に動けない。
この違いに気づいたのは、もともと私が自転車競技をしていたことも影響していると思います。
自転車のトレーニングはパフォーマンスを発揮するために限界近くまで追い込むのですが、自分のなかのエネルギーが枯渇するタイミングで、脳の思考がネガティブになり、言い訳をしがちになります。
精神にわかりやすく影響してくるんですよね。
こうした経験から、体と心がリンクしている感覚は持っていて、睡眠不足だったり、生活が乱れたりしている社員のモチベーションが上がらないのは当たり前と感じました。
特に夜勤メンバーにそれが顕著で、そもそも睡眠の時間、タイミングをまったく意識しておらず、生活リズムが乱れていることがあるので、アプローチすべきと思いました。


8月にはドクタートラストの保健師が、社員の皆さんに向けてセミナーを実施、9月からは個別の面談を始めました

面談は始めたばかりで効果はこれからですが、前向きにやってくれそうな人が思ったより多いと感じています。
セミナーは、これまで知識として知っていても、あらためて話を聞くことで「意識しないといけない」と感じるきっかけになったと思います。


最後に、これからの目指す方向を教えてください

ドクタートラストさんと月次で報告会をさせていただき、そのなかで状況を見ながら睡眠以外にも発展していきたいです。
また、PDCAを回して何が課題か、本質的に見えてくることを期待しています。
自社でできることは限られていると思うので、専門家の方の力を借りながら実行力を持って着実に取り組みを進め、「金の認定」を目指します。


クラスアクトのお二人とドクタートラスト担当営業の上田
クラスアクトのお二人とドクタートラスト担当営業の上田


―― 株式会社クラスアクトさま、ありがとうございました!

   ※ドクタートラストの各種サービスはこちらをご参照ください。


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