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センコーグループホールディングス株式会社さま

全国に事業場をかまえ、日本の物流を支えてきたセンコーグループ。
「健康経営」という言葉が広がる前から健康を意識した活動を続け、10年以上、健康経営に取り組まれています。
最近では、3年連続で「健康経営優良法人~ホワイト500~」に認定されています。
今回は健康経営をはじめられたきっかけや、想いについて、古屋 浩一さま(センコーグループホールディングス株式会社 管理本部 健康推進部長)と藤森 加奈子さま(センコーグループホールディングス株式会社 管理本部 健康推進部 統括看護職)に伺いました。

お話を伺った古屋 浩一さま
センコーグループホールディングス株式会社 管理本部 健康推進部長 古屋 浩一さま


健康経営をはじめられたきっかけを教えてください。

社長自身が「健康」を重視しており、従業員にも健康でいてほしいという想いで2008年に「健康推進グループ」を立ち上げ、取り組みをはじめました。
より従業員の近くで健康管理をしていくために、主要エリアの事業場に看護職を配置しています。
さらに、2017年にホールディングス化すると同時に健康経営宣言を公表し、2019年度から女性医師を社外取締役として迎えました。
医師に社外取締役として就任していただいたのは、介護施設・保育園・フィットネスなどの事業も展開しているため、専門的な知見から経営をみてほしいということ、また健康経営の取り組みをより一層本格化したいという目的があったからです。
今年度からは統括産業医を2名選任し、より本格的に健康経営を取り組んでいくための組織体制が整ってきたと感じています。
健康経営というと生産性向上を目的とする場合が多いですが、当社の場合は「従業員1人ひとりがセンコーグループを退職したあとも、生涯健康でいてほしい」という社長の想いを軸に、従業員が健康を見直すきっかけづくりを目的として取り組みを続けています。


事業場に勤務している看護職の方は普段どのようなお仕事をされているのでしょうか?
また、変化を感じる事などはありますか?

普段は、従業員の健診や保健面談、ストレスチェック、面談、メンタル不調予防などを行っています。
当社では、全国の事業場の健康管理をシステムで一元管理していますが、数値でみえたものに対して看護職が直接アクションをとることで、健康経営の取り組みに役立てています。
感じている変化としては、「気軽に相談ができる環境」が各事業場にできてきたと思います。
一般的に産業保健というと「関わりたくない」と感じる人が多いと思いますが、各地の看護職の存在が周知されていくにしたがって、「困ったことがあれば相談していいんだ」という空気が広がってきました。
相談できる人が身近にいるだけでも働きやすさは変りますし、これからもそう思えるような職場をどんどん増やしていきたいと考えています。


お話を伺った古屋 浩一さま


ドクタートラストの産業医紹介サービス

健康経営の取り組みはどのようなことをおこなっているのでしょうか。

昨年度は、女性従業員を対象とした女性セミナーを社外取締役の女性医師にお願いし、全国3か所で開催しました。
その時に女性従業員から、「管理職の人にも知ってほしい」といった声をいただき、今年は女性従業員向けのセミナーに加え、管理職を対象とした女性セミナーも行いました。
男性の管理職からすると初めて聞く言葉も多く、難しい部分もあったかと思いますが、管理職が女性のからだについて理解することで、少しでも女性従業員にとって働きやすい職場環境を整えていきたいですね。

その他にも、統括産業医による生活習慣セミナーや、係長や課長など職階別のメンタルヘルスセミナーも行っています。


禁煙への取り組みも行われていると聞きました。具体的にどのような取り組みか教えていただけますか。

まず、5月と11月には1日ずつ「禁煙デー」を設け、就業中の喫煙を禁止しています。

その他にも、従業員が楽しみながら禁煙をはじめられるよう「禁煙ラリー」や「禁煙スゴロク」、「完全禁煙チャレンジ」といった様々な取り組みを行いました。

上期に実施した「禁煙ラリー」は、事務職を対象に行いました。
まず、最短1ヶ月という期間を定めたうえで禁煙をする人を立候補形式で選びます。
禁煙すると決めた人には、机の上にのぼり(通称:禁煙フラッグ)が置かれ、その人が達成したら次に禁煙する人を選び、のぼりを渡していくといった内容です。

下期の「禁煙ラリー」は、主に現場で働くスタッフやドライバーの方を対象にスゴロク(通称:禁煙スゴロク)を使って活動しています。
みんなが見える休憩室や食堂などにスゴロクの表を貼り、今現在、禁煙達成して何日目なのかを従業員のだれもが見えるかたちにし、組織全体で禁煙者を応援しています。

また、6ヶ月間の完全禁煙を目指す「禁煙チャレンジ」は、2019年度から始めており、昨年度は100名以上の方が禁煙に成功しました。

喫煙率はまだまだ満足出来るものではありませんが、これからも1人でも多くの人が生活習慣を見直す「きっかけ」となる機会を提供していきたいと思っています。


お話を伺った古屋 浩一さま


ドクタートラストの健康経営セミナー

今年は新型コロナウィルス感染症が流行しましたが、感染予防の取り組みなどはどのように行ったのでしょうか。

統括産業医や看護職が指揮をとり、感染症対策はスムーズに行えたと思います。

統括産業医が主体となって症状(状態)別の出社可否・自宅待機期間基準やそのフロー、及び健康観察表をつくり、(疑いのある)症状がでた人には自宅待機の徹底、また復帰に関しても統括産業医が定めた項目を各事業場の看護職がヒアリングを行い判断する体制を整えました。
医療職が定めたルールは、社内のイントラネットや衛生委員会などを活用して、事業場に共有し、どの事業場でも徹底した感染予防対策をスムーズに行えました。
医療職が適切な時期を判断し、従業員が復帰出来る体制を構築出来た事は、会社にとっても、従業員にとっても好ましい事だと感じています。

いままで作り上げてきた組織体制がきちんと機能されているということを、今回証明することができたのではないかと思います。


10年以上ドクタートラストとご契約いただいておりますが、どのような点をメリットに感じていますか?

当社は全国に事業場があるので、どこのエリアでも産業医を紹介していただけるのはとても助かっています。

また、当社では産業医の考え方や採用基準を統一していきたいと考えています。
会社で決定した方針を産業医に伝え、新しく定めた基準に基づいた採用がスムーズに行えることも、ドクタートラストさんにお願いして良かったと感じています。


最後に、健康経営の今後の展望を教えてください。

社長の「会社を辞めても健康でいれるような生活習慣を身に着けよう」という方針は崩さず、今後も従業員一人ひとりが良い生活習慣を身に着けられるよう活動を続けていきたいですね。

従業員に「健康」を身近に感じてもらうための取り組みとして、いま「健康アプリ」の開発を進めています。
歩数や体重、睡眠、食事、運動などの様々な情報を記録する事で生活習慣を意識し、生活習慣の改善に役立てて頂こうと思っています。
また、会社や部門単位にその情報を見える化し、お互い競争して、年に一度表彰することで、組織ぐるみで健康増進に取り組んでもらえるような仕掛けを考えており、更に来年度にはグループ会社であるブルーアースの力も借り、「体力測定」が出来る機能を追加する事で、グループ会社全従業員が楽しみながら自身の健康を意識して頂けばと思っています。

働いている人は、人生の多くの時間を労働に費やしますが、自分の人生を振り返ったときに、いい会社(職場)だったと思えれば、自分の人生のほとんどが良かったと思えるのではないでしょうか。

「いい人生だった」と振り返ってもらうためにも、健康を意識した生活・仕事のきっかけづくりを目的とした活動を続けて参りたいと思います。


ドクタートラスト営業とお話を伺った古屋 浩一さま
【写真】左:株式会社ドクタートラスト営業担当 田野 右:健康推進部長 古屋 浩一さま


―― センコーグループホールディングス株式会社さま、ありがとうございました!

   ※ドクタートラストの各種サービスはこちらをご参照ください。

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