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外部相談窓口サービス[アンリ]相談状況レポート
外部相談窓口サービス[アンリ]は、すべての働く人が「壁にぶつかるその前」に手を差し伸べることを目標に開始したサービスです。
運用開始直後から、私たちの予想を超えて多くのご相談が寄せられ、社内では相談できなかった従業員の方々のお悩みが浮き彫りになっています。
こちらで2022年4月~2023年3月までの1年間のデータをもとに、外部相談窓口サービス[アンリ]によせられる相談について、状況をご報告させていただきます。
外部相談窓口サービス[アンリ] 相談状況レポート
ご相談状況について
2022年度の全体の相談件数は、2021年度にくらべて増加していました。なかでも増加率が大きかったのは「メンタルヘルス」、「ハラスメント」です。
職場にかかわるご相談
職場にかかわる相談内容で最も多かったのは、2021年度同様に「上司・先輩との関係」でした。一方、2021年度からの増加率でみると「部下・後輩との関係」と「同僚との関係」が大きく伸びていました。
ご相談方法について
ご相談方法は、電話での相談を希望される方が最も多かったです。
<各相談方法のメリット>
電話:相談者さまの状況を詳しく伺うことができ、すぐに返答・アドバイスできる、声の状態も含めた様子を把握できる
メール:匿名性がより高く、好きな時間に相談可能、ご自身のペースで悩みを書きつづるなかで問題整理ができる
WEB(オンライン面談):表情を直接見ることができるので、言葉だけでは伝わりにくい感情面を共有しやすい
まとめ
2022年4月から規模を問わず、全企業にハラスメント対策が義務づけられたことから、外部相談窓口サービス[アンリ]を開設される企業さまが非常に増えました。外部相談窓口サービス[アンリ]では、ハラスメントはもちろん、メンタル、フィジカル、食事、育児などの相談対応も行っています。
ハラスメント分野では、「上司部下間でのハラスメント」といったステレオタイプなものだけではなく、「部下への対応に困っている」、「顧客からのプレッシャーで押しつぶされそう」など、非常に多岐にわたるご相談を受けるようになりました。
加えて、職場でのダイバーシティ推進の影響もあり、LGBTQ、パート社員、アルバイト、障害者雇用など、さまざまな属性の方からのご相談も増えています。
窓口に多様な相談が寄せられるようになったのは、従業員の間で相談窓口がケアとして効果的であると認識が広まっている証左といえます。一方、従業員の悩み幅が従前にくらべて広がったことを示しているともいえ、企業にとっては課題が増えたものとしても捉えられるでしょう。
また、相談を受けていても、メンタル不調発生が多い、ハラスメントの風土が改善しにくいなど、状況に変化が見られない企業では、離職率、休職者率が高止まりしてしまいます。企業にとって労働力の確保は喫緊の課題とされているなか、どれだけ従業員のメンテナンスをできるかが、企業競争での勝ち残りにつながるものだと考えられます。
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共同通信PRWire「『上司や同僚・部下との人間関係』に悩む人が圧倒的に増加~2022年度 外部相談窓口サービス[アンリ]相談状況レポート~」