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外部相談窓口サービス[アンリ]相談状況レポート

外部相談窓口サービス[アンリ]は、すべての働く人が「壁にぶつかるその前」に手を差し伸べることを目標に開始したサービスです。
運用開始直後から、私たちの予想を超えて多くのご相談が寄せられ、社内では相談できなかった従業員の方々のお悩みが浮き彫りになっています。
こちらで2023年4月~2024年3月までの1年間のデータをもとに、外部相談窓口サービス[アンリ]によせられる相談について、状況をご報告させていただきます。

※過去のデータは下記よりご覧ください。
2021年4月~2022年3月までの相談状況レポートはこちら 2021年4月~2022年3月までの相談状況レポートはこちら 2020年4月~2021年3月までの相談状況レポートはこちら 2019年4月~2020年3月までの相談状況レポートはこちら 2018年4月~2019年3月までの相談状況レポートはこちら

相談状況レポート

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ご相談状況について

ご相談状況について

2024年3月末時点での外部相談窓口サービス[アンリ]の契約社数は309社、会員数は約9万4千人でした。 2023年4月~2024年3月での総相談件数は947件で、最も多かった相談種別は「メンタルヘルス」で、以下「ハラスメント」「健康不調」と続きます。ハラスメントの相談は2022年度にくらべて減少していました。

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職場にかかわるご相談

職場にかかわるご相談

職場にかかわる相談内容で最も多かったのは、2022年度同様に「上司・先輩との関係」でした。他の相談内容とくらべて、件数は倍以上で、「上司・先輩との関係」が悩みの種になりやすいとわかります。

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プライベートにかかわるご相談

プライベートにかかわるご相談

プライベートにかかわる相談内容では「子どもの悩み」が最も多く、次いで「配偶者との関係」となりました。

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ご相談方法について

ご相談方法について

外部相談窓口サービス[アンリ]では、ご相談方法に「電話」「メール」「WEB(オンライン面談)」の3通りをご用意しています。ご相談方法の内訳としては、「電話」が55.6%、「メール」が37.2%、「WEB」が7.2%であり、電話での相談を希望される方が最も多い結果となりました。

<各相談方法のメリット>
電話:相談者さまの状況を詳しく伺うことができ、すぐに返答・アドバイスできる、声の状態も含めた様子を把握できる
メール:匿名性がより高く、好きな時間に相談可能、ご自身のペースで悩みを書きつづるなかで問題整理ができる
WEB(オンライン面談):表情を直接見ることができるので、言葉だけでは伝わりにくい感情面を共有しやすい

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まとめ

2022年4月1日より、中小企業にも労働施策総合推進法(パワハラ防止法)で定められたパワーハラスメント防止措置義務の対象範囲が広がったことで、大企業はもとより、従業員が10名未満の少規模な企業さまにも、外部相談窓口サービス[アンリ]をご利用いただいています。アンリ相談窓口では、ハラスメントはもちろん、メンタルヘルス、フィジカル、食事、育児などの相談を受け、悩みを抱えた人のサポートを行っています。 2023年度は、「従業員への対応」についての相談が非常に増加していることが特徴的でした。「メンタルヘルス不調者がいるが、なかなか受診してくれない」「企業で起きたハラスメントにどう介入すればいいのかわからない」「傍若無人な振る舞いをする社員に困っている」「病気や障害をオープンにした人への配慮に困っている」など、企業によってさまざまな悩みがあるようです。 大企業であれば、休職者やトラブル対応が必ず発生するので、経験の蓄積や専門の部署も用意があるでしょう。しかし、中小企業にとっては、そういった資源の確保が難しく、経験したことがない事例、初めて対応する事例になることが多くあります。担当者として、どこから手を付ければ良いか、何に手を出して良いのかがわからない状況に陥ることが珍しくありません。また、個人の機微な情報にどこまで踏み込んで良いのか、どのようなアプローチが適切なのか判断するのが難しく、対応に困ることが多いようです。昨今、中小企業でもメンタルヘルス不調の問題は一般化してきており、ありふれた問題になりつつあります。外部相談窓口サービス[アンリ]は、従業員にメリットがあるだけではなく、企業の担当者にとってもメリットがあります。

詳しい分析結果はこちら➡
共同通信PRWire「『上司や同僚・部下との人間関係』に悩む人が圧倒的に増加~2022年度 外部相談窓口サービス[アンリ]相談状況レポート~」

笹井裕介

解説担当:笹井 裕介

株式会社ドクタートラスト
看護師/精神保健福祉士/公認心理師

大学卒業後、精神保健福祉士として、精神科クリニックで心理相談、生活相談を担当。その後、看護師資格を取得し病院勤務となる。呼吸器内科・腎代謝科で従事し、ターミナル(終末期)や慢性期の患者さんと関わる。病院勤務を通して、予防医学に興味を持ち、株式会社ドクタートラストに入職。 現在は、電話相談窓口でのハラスメント・メンタルヘルス・健康相談対応、企業の人事担当者への提案やコンサルティングを行っている。
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